メッキ仕上げの社章にもいろいろあります
社章の製造方法の中で最も普及している製造方法といいますとメッキのみの製造方法だと思います。カラーは無しで、メッキの色だけで会社のロゴマークを表す製造方法です。一言にメッキ仕上げといっても、いろいろあり、ニッケルメッキ、ロジウムメッキ、金メッキ、黒メッキ、銅メッキ、ピンクゴールドメッキ、ソフトロジュームメッキ、ソフト金メッキ、ソフトニッケル などがあります。メッキの中には変色しやすいものもありますので、そういった物は社章にはあまり適さないかも知れません。例えば、銅メッキは非常に変色しやすいです。10円玉硬貨を思い浮かべていただければわかると思いますが、すぐに黒っぽくなってしまいますよね?それと同じで、変色が早いです。ピンクゴールドメッキの成分の中には銅が含まれておりますので、同じく変色しやすいといったデメリットがあります。
ヘアラインの社章??
少し変わった社章を見つけました。ヘアラインといった製造方法を使用した社章です。アルミサッシのような質感ですが、材料はアルミではなく、真鍮や純銀を使用するそうです。金属の感じがでていてかっこいいですよね。ただ、ヘアラインといっても実際はサテ―ナー仕上げというらしいです。また、こういったヘアラインを使用する社章を作る場合は、それにあったデザインにする必要があるそうです。ヘアラインをかけれるのは、凸面のみです。つまりマーク凸面がすくないデザインの場合はヘアラインは適していないそうです。ですので、マークや文字などは極力凹にされた方がよいのですが、細い文字などは凹にするのが難しいので、製造会社の方に相談された方がよいと思います。
一番かっこいい社章の形は?
最近の社章のかたちで主流は横長のデザインです。マイクロソフトなどの社章も横長で、脇に会社のマークをいれ、その横に会社名を日本語ないしアルファベットでいれるのが流行っているそうです。ただ、そうなると社章のマーク自体のインパクトが弱くなるといった問題点も浮上します。
社章は基本的に飽きのこない、長くつかえるものがよいとされているので、流行りに流されなくてもよいかもしれません。
昔から一番使用される社章の形は丸型です。丸型にするのは意味があるらしく、何事も丸く収めるといった意味も含まれているそうです。
デザインによっては丸型が合わない場合も多々あります。そういった場合は四角にいれることもできますが、それでは味気ないので、思い切って枠の中にいれるのではなく、ロゴマーク自体を型抜きした社章もいいかもしれません。
渋い社章とは?
ダムシン仕上げの社章はシンプルでアンティークな感じの仕上がりになります。一般的にはツヤのない黒色と金色の2色使いになります。たまに、金ではなくシルバーにする場合もあります。シンプルで重厚感のある感じにしあがりますので、主に建設業や銀行など固めの職種のお客様からのご依頼が多いです。一言にダムシン仕上げといいましても、最近は偽ダムシンといって、ラッカーなどの塗料を使用した物がでまわっておりますが、実際のダムシンは漆を使用します。昔は漆のみしか使用したかったようですが、最近は漆のみによるダムシン仕上げはあまりない様です。違いはラッカーのダムシンは黒色が剥げやすいということです。特に縁枠のない社章ですと非常に剥げやすくなります。
また、金メッキ部分にも2種類ありまして、金メッキと金張りの2種類があります。金メッキはうすく金を塗るだけですので、剥げやすいですが、金張りは剥げないです。その保障として、裏面に彫刻を施します。